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2013
04.06

「テンジャン」いい映画ジャンv

Category: LYW映画
映画『テンジャン』
テンジャン-1

《あらすじ》

刑を執行された死刑囚が最後に残した言葉は「あのテンジャン(味噌)チゲが食べたいな…」

軍役で刑務所に勤務していた青年から、逃亡していた凶悪犯の死刑執行に立ち会った時の話を聞いたテレビ局のプロデューサーのチェ・ユジン(リュ・スンリョン)は、世間に報道されている内容と違うこの話に興味を持ち、ドキュメント番組を作ろうと、この事件の関係者に取材を開始します。
そして逃亡中に入った店のテンジャンチゲの香りに魅せられた凶悪犯が、刑事に取り囲まれていることすら気づかずに夢中で食べていて捕まり、その香りは、検挙した刑事も夢見心地にさせるものだったという事実を知り、番組制作に向け本格的な取材を進めていきます。凶悪犯を虜にしたというテンジャンチゲを出すお店の女主人から、チゲを作ったのは、この店の前にふらりと現れ1か月ほど一緒にいたチャン・ヘジン(イ・ヨウォン)という女性で、彼女が造ったテンジャンで作ったものである事が判りますが、その女性の消息を探ると、ある下水溝の会社の会長とともに事故死していました。手がかりが少ない中で、唯一無二のテンジャンとそれを造ったチャン ・ヘジンの謎を、チェ・ユジンが丹念に調べて、ひも解いていきます・・・

*****


ヨウォンさんが出演された映画『テンジャン』のDVD、観ました・・・。
先に観られたmukugeさんが、この映画のヨウォンさんについて書かれている感想は、も~その通りでして、おおいに同感でございます!!
んで、私もヨウォンさんについて感想を述べますと、思いっきり被ってしまうんですが、私なりの「テンジャン」を観た感想です。


ネタバレを含んでおりますんで、続きから読まれる方はご注意くださいませ・・・








梅の木


映画の中で、本格的に登場するのは後半になるんですが、ずっとこの話の中の要として存在している、チャン・ヘジンという女性を演じるヨウォンさん、花柄のトランクひとつと大事に風呂敷に包んだテンジャンの甕をもって、映画の中ではじめて登場する場面から、浮世離れした、謎めいたファンタジー感を纏っています。
子供のころから味噌造りになじんでいたため、自然と味噌を造るようになった、味噌の申し子のようなチャン・ヘジンは、大豆畑の広がる風景、梅の花ビラが舞う薄ピンクの世界に負けないくらいの透明感で綺麗・・・vと感嘆の声を上げずにはいられません・・・!
セリフが少ない分、手の細くなが~い指、長い睫毛の目の表情といったディティールが美しく印象的ですv

そんなチャン・ヘジンと梅花酒造り職人のキム・ヒョンスとのラブストーリーを紡ぐ場面は、まるでおとぎ話のなかのような雰囲気です。

村の男の子に「トッケビ(鬼)のおじさん」と呼ばれる、人里離れたところにある酒造りの家を継いだ、生まれに少々複雑な事情をもつキム・ヒョンスを演じられたイ・ドン/ウクさんは、前髪で隠れ伏せ目がちな憂いのある眼と表情で、嫌味なくさらりと演じていらっしゃっいます。
ヨウォンさんとドン/ウクさんの、同じようなどこか儚げな佇まいは、切ないラブストーリーを、純度100%の塩化ナトリウムや山奥深くの水のような清らかな印象で見せてくれているように思います。

ただ個人的にですね、当初このヒョンスにキャスティングされていたはずのキム・ナムギルさんの特有の色気は、なにかわけありな事情を抱えた雰囲気を醸し出すのにぴったりなのと、勝手なイメージですが身のこなし方が、山を知りつくしている「トッケビのおじさん」っぽくもっとコミカルになりそうで、お祭りでヘジンをおんぶして子供に冷やかされながらおどける笑顔から、離れて暮らす家族がやってきたのを見て影を差す表情の落差なんかは、なんとなくですが、ナムさんが演じられてたら、どうだっただろうなーと思わずにいられなかったです。
ヨウォンさんの透明感あふるる美しさにナムさんの艶やかさと相まったら、ヘジンとヒョンスのラブシーンに梅の花ビラの香りが、香しく加わって匂ってくるんじゃないかしら・・・そんな気がしました。そう、チュー場面もそうですが、酒麹を入れたお湯でヒョンスがヘジンの手を洗う場面は・・・。あくまでたらればの話ですが・・・うー、悶えますな!!

ナムさんが降板することになって、代わりのキャストを決めるのが大変だったようなんですが、フェロモン度を少しあっさりめにした感じのドン/ウクさんをよく見つけてきたな・・・という印象をもってしまいました・・・。(ファンの方、申し訳ないです)

ヒョンスの事情には日本人が関係しています。隣って遠いよね…と登場する日本人を見て感じもしますが、引き気味の画なんで、やっちまってるぜ!・ザ・ニッポンの『馬医』よりはましです。ただ日本人の女性は思わず「姐さん!」て呼んでしまいそうです。

このカップルのシーンでは、お互いに味噌造り、酒造り一筋の中で育ってきたため体に染み込んだ味噌と酒の匂いを指摘し合い、お互いに自分をくんくんとその匂いを確認する出会いの場面が可愛らしく微笑ましくって好きですねー。
また、村の子供と一緒にコオロギを捕まえているところにやってきたヒョンスの姿を見て、走り寄って抱きつくヨウォンさんの愛らしさはたまりませぬ・・・!

現実と幻想が交錯する映画で、過去に生きる人たちの幻想的な描かれ方と、今を生きている人たちのやりとり、そして現実の中にも、携帯やパソコン、ナビ掲載の車と、テレビ局のPDのチェ・ユジンのいるデジタルな世界と、懐かしいカセットデッキがあるだけの、娯楽がこれといってないような田舎のアナログな風景とのコントラストが面白いと思います。

デジタルを使いつつも、地道に取材を重ねる基本はアナログ人間のようなユジンを、リュ・スンリョンさんがユーモラスにコミカルに演じていらっしゃって、この映画を重たくしていない存在感がいいです。
ユジンのお友達の刑事さん、登場時には必ず食べ物があって、そして必ず食べてるってのも楽しいです。

ヘジンが造ったテンジャンの材料の「塩・水・大豆・土・甕・麹」は、美味しんぼっぽく究極にこだわりぬいています!
ミステリー、サスペンスタッチの謎解きもの、ファンタジーなラブストーリー…一緒に口の中に入れると喧嘩をしそうで、これが案外うまいこと纏まっている・・・と感じる、味わいのある映画でしたv

そうそう、私はこの映画の中で一番ミステリアスなのは、意外と、あの香りは出せない…、そんな独特な香りと味が主役でもあるテンジャンの話の中に、無味無臭、無味乾燥の人生を送ってきた下水溝の会社のパク・ミン会長なのかもしれないと感じました。

この映画のDVDのパッケージには、イ・ドン/ウクさんが主役となってますが・・・、この映画のストーリーテラーの役目を担っているテレビ局のプロデューサー役のリュ・スンリョンさんが主役のはずなんですよねー。
DVDの写真にはドン/ウクさんとヨウォンさんがメインで、スンリョンさんは、お名前と映画の場面の小さな写真しかないというのはちょっとお気の毒…(笑)
ただ、一度食べたら忘れさせない味と香りのするテンジャンには、チャン・ヘジンとキム・ヒョンスの二人の存在とラブストーリーが欠かせないわけで、タイトルとなっている唯一無二の「テンジャン」の材料だけでは到底再現することのできない成分の主役だから…ということで、納得してみます(笑)


【映画プチメモ】

☆ メジュ ☆

味噌麹玉。
つぶした大豆を適当な大きさにまとめたもの。
わらで縛って、冬の間は家の中の暖かい場所に吊るしておいて発酵させる。春になると天気の良い日に家の軒先につるしてよく乾燥させる、味噌の基本となる材料。
家によってメジュの形は違うのだそうです。このメジュの発酵過程のヘジンの独創的な工夫は、偶然の産物で生まれたものなんでしょうかね・・・
メジュが吊るされた部屋で、ヘジンは「味噌を持って嫁に来い」とヒョンスからプロポーズのような言葉を言われますが、ヒョンスの事情を知るこの時のヘジンがみせる表情などは必見ではないかと思います。

☆ テボルムとユンノリ ☆

テボルムは、陰暦1月15日に農繁期の準備と無病息災を願う日で、韓国の代表的な名節の1つ。
今年の陰暦1月15日は、2月24日ということで、だいたい梅の花が咲いている頃になるようです。
ヘジンとヒョンスが参加している村祭りは、テボルムのお祭りではないかと勝手に思っています。
そのお祭りの中に、細長い棒を4つ投げて駒を進めるすごろくのような遊びをしている場面があるのですが、これは、「ユンノリ」という遊びで、昔は元旦からテボルムまでの期間に楽しむ遊びだったそうです。
この遊びは、農業の豊作や凶作を占う習俗の一つだったのではないかとみられていて、味噌の材料に尋常でないこだわりを見せられる映画ですが、さりげなく伝統的な名節を盛り込ませているようです。

☆ トッケビ ☆

日本の鬼のイメージにある恐ろしいものではなく、韓国では、古くから説話によく登場する、村の近くの森や廃屋を住いとしていて、人間にはできないような能力をもつ、おもしろくて滑稽な姿で人間にとてもよく似た親しみのある存在のようです。この映画では、哀しみを帯びた存在となりました。




(おまけ)

山奥で一人営む小さな店にふらりと現れた、若い女性チャン・ヘジンを、美味しそうな匂いがすると、鼻をクンクンと近づけて匂う店の女主人は、日本でこの映画をリメイクしたら、キャストは片桐/はいりさんじゃないかと・・・

くんくん・・・
くんくん-3
くんくん-4
くんくん-5
くんくん-2

ユシンもクンクン・・・
くんくん-1

DVDのパッケージに、例えばこすったらテンジャンの香りがするものなんかがオマケとしてついていたら良かったのに…なんて思っちゃいました・・・。


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って、死の直前に食べたくなるほどの味噌チゲって、どれほどの美味しさなんでしょ。 見たあとむちゃくちゃ味噌チゲが食べたくなるヨウォンさん出演のこちらの映画のDVDが手元に届き
あの味噌チゲが食べたいな 【さらに追記あり】 dot こうもりのサンガラクチdot 2013.04.08 20:35
コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
dot 2013.04.07 15:51 | 編集
よじな様 今晩は~v

>そうそう!そうやねん!!

テンジャンの感想を早速読んでくださってありがとうございました!
んで、関西弁でそうやねん!!って言っていただけたことが、めっちゃ嬉しかったです(笑)

>1回目 ヨウォンさん出演シーンのみ抜粋、2回目 ストーリーを把握するために全部を流して、3回目以降はヨウォンさん出演シーンのみリピート
>トッケビアジョシ~と子供が言って、ヒョンスに抱き付くところ、可愛かったです!
>ハルモニに大豆畑の中で会話中にヒョンスがやってきた時にヒョンスをチラチラと見る目、ヒョンスに 手にお酒をかけられて蝶々が舞うシーンや、アナの中でのポッポ前の照れるシーンや、「味噌持って嫁に来い」と言われたシーン・・・・あかん全部好き(笑)。

現在テンジャンに浸られてるって仰ってましたが、まずヨウォンさん。ヨウォンさん優先のその観方がこれまたいいですね~v
いや、わかります!ヨウォンさんだけ何度もりピして観たいという気持ちは!
もぉーどこを切り取ってもヨウォンさんが美しくって・・・、可愛らしくって、幻想的な雰囲気に溶け込んでいらっしゃいますよねv

特典映像はそうですよね、あれ?こんなシーンあったっけ?ていうのがありましたよねえ。
わりとヨウォンさんの撮影風景がたくさん入っていたのも良かったですよね!
カットが入って、塩をなめた後の苦い様な顔と、求めてた塩が見つかった時のこちらを見る笑顔(本編ではなかったですよね)がまたたまりませんで、撮影スタッフの腕(?)機材がじゃまやなあと(笑)

>私は、ヨウォンさんの「演じている時にウソの無い目」が大好きなのです。

感情表現を非常に繊細に演じられる方だなーって私は思っています。
また、自分のお芝居だけが良ければいいっていうのではなくて、その作品に対しての自分の役割や周りとの調和を大事にされている印象があって、そういったところがとても好きです。

・・・って、ヨウォンさんの出演作はたくさん観られているよじな様に語っちゃって大丈夫かー?なんて思っちゃいます~。

「大望」はなんとDVDBOXをお持ちなんですね!!
でも、DVDのパッケージにヨウォンさんの影がない・・・てのは、ヨジン@ヨウォンさん好きのよじな様にとっては、残念過ぎる大人の事情ですねえ・・・ おおぅ、そうなんやぁ…

ほお・・・「馬医」のチニョンよりヨジンなんですね!私はやっぱりトンマンです~!馬医ってそんな思いをより強くさせるドラマなのかもしれないですね(笑)
「大望」はいつかは絶対観たいですwwでも今は後回しにしてしまっている…ってのが現状です、残念ながら・・・(汗)

えww、お返事おそくなっちゃいましてすみません!ってか、頂いたコメントへのお返事する前にまたいただいてしまった!うわわww…ほんとすみませんですm(_ _;)m

げんこつdot 2013.04.09 23:01 | 編集
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
送付状dot 2013.05.25 23:50 | 編集
送付状様 こんばんは。

大変個人的目線の拙い記事をお読みいただき、感想を頂けましたことはとても励みになります。
ありがとうございました・・・。

げんこつdot 2013.05.28 18:30 | 編集
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