--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012
10.12

『どうか長生きなさってください』

Category: 善徳女王関連
実りの秋を迎えました。食欲の秋、スポーツのの秋、芸術の秋、読書の秋・・・秋の夜長をどんなふうに過ごそうかー。
相変わらず私は肥ゆる秋となる気配でございます。お芋さん蒸かすだけでなんでこんなにおいしいんでしょうか・・・!

続きからは、前回はいつってくらい前ですが、久々にレビューもどきです。
30話と59話のシーンについてちょこっとお話ししたくなりました。







『どうか長生きなさってください』

30話、神権を手放し瞻星台を造り民に暦本を公開するという、トンマンが公主として最初に打ち出した政策を公表した後の政敵ミシルとの会話のシーンです。
この時のトンマンとミシルの会話は、「何を持って王権を保ち、朝廷の権威を保つのか」「何を持って民を治めるつもりなのか」というミシルの質問に対して、トンマンは「真実です」と答えました。
そしてミシルは民の幻想を語り、トンマンは民の希望を語り合います。

回廊でトンマンはユシンに言います。
「昔読んだ英雄伝で書かれてる人がそっくりそのまま現われたようだ、そんな人からたくさんの質問を受け答えたが、本当に自分が言っている言葉なのか、以前からこんなことを考えていたのかのように答えていた自分に対して驚いた。もっとこの人と話していたい・・・そんな気持ちになった。」
そんなトンマンが、部屋を立ち去ろうとするミシルについ掛けた言葉が、「どうか長生きなさってください」でした。

ミシルの乱を経て王となって幾数年が経った59話。

アルチョンと村を視察に訪れて、52話で供奉開師(コンボンゲサ)に任ぜられたポンギと話すトンマンのシーン。

百済との戦線が緊迫し、農業優先から軍事優先に政策を転換させることになり、新たな農機具を提供できないことで民たちを憂慮するトンマン。

視察に訪れた時期は稲はすっかり刈り取られシーズンオフの時期にあたっていたようで、畑も休耕地が増えがちになるときですが、大豆を植えることでその土地が減ることになるだけでなく、土地が肥える効果があるらしいというポンギからの報告を受け、農業に関しての試行錯誤にトンマンもしっかりと関わっていたことがよく分かります。

そして後ろに控えていた民の一人が立ち上がり「女王陛下万歳!」を唱え、他の民たちも陛下に「ご長寿を祈ります!」との大合唱がはじまり、それを見つめるトンマン。
この時のトンマンはそんな民たちの様子を見て嬉しく満足そうでもありますが、少し複雑な心境ではなかったかという表情にも見えます。
トンマンは何を思って民たちを見つめていたのでしょうか。

トンマンはミシルにたくさんの質問をしたりされたりしながら学び成長してきましたが、それだけでなく、民からの声をしっかりと聞いて逃げずに対策を講じては成長を重ねてきたのがトンマンだと思います。
ミシルに対してもっと話を聞きていたい、話をしていたいと思っていたことは、民に対しても同じであったと思います。

脈を診る医師に口止めし、一人自分の体調に不安を覚えてため息をつくトンマン。
あとどれくらい、民たちの声に耳を傾け聞くことができるだろうかという思いが頭をかすめたのでしょうか。
その自分にはもうあまり時間がなく、三韓一統の壮大な夢を後継者に委ねる時期が近付いていることをひしひしを感じたんでしょうか。
貴族に対してうまく対策を講じることが出来さえすれば、余生をピダムと過ごせるかもしれないということを視野に入れ考え始めていたんでしょうか。

公主になりたての頃にミシルに話したことを、自分がミシルを超えられる何かを見つけ出して実行してきたことが着実に実を結びその成果を味わうのと同時に。

ピダムを受け入れて国婚の決意したことで後継者争い問題が浮上し、貴族から私兵を奪い軍事に備えたことによる貴族の反発や唐の使節団と密約をかわし陰謀を企てる旧ミシル派の面々の問題で、本来女性としては幸せな時期なはずですが、王としては心休まるどころでなく、頭の痛い問題でかつ解決策を見出すことがなかなか困難な問題に直面していたトンマン。

夜遅くに視察から戻ってすぐユシンとチュンチュを呼ぶようにアルチョンに命じるトンマンに焦りがみられることに、なんだか胸がきゅう~っとせつなくなります。

この視察のシーン、撮影時期もあって仕方がなかったと思いますが、稲などすべて刈り取られた後の寂しい田畑なのが残念です。
何度か見直してたら昔撮った写真を思い出しまして…、こんなのを陛下に見せることができたなら、様々な問題を抱えて苦慮するトンマンを一時でもクスって笑わせることができたかなー、可愛らしい笑顔が見られたかなーなんて思っちゃいました。
ほとんどの人が反対し祝福されるものではなかったピダムとの国婚を民からは祝福されて欲しかったなあ・・・なんて。

田んぼアートです。

田んぼアート

2009年の夏に米沢に行った時のものですが、その年の大河ドラマ「天地人」の主人公直江兼続と妻お舟の図柄なんですが、これをトンマンとピダムに脳内で置き換えて見ていただけたらなと…(笑)
ちなみに稲は、地元の「はえぬき(緑)」と「古代米(紫・黄)」が使われているのだそうです。


「どうか長生きなさってください」とトンマンに言われて、部屋でミシルはソルォンに話します。
「私から神権を奪い天神皇女の地位から引きづり下したにっくき相手を抱きしめるところだった。ムンノに奪われることなく、双子でなければ私が育てていただろう。」

ミシルがトンマンに対して思わず抱きしめるところだったと思ったように、王の長寿を願う民にトンマンも一人一人抱きしめ労いたいと思ったのでしょうか…。







スポンサーサイト
トラックバックURL
http://mikazukin0408.blog.fc2.com/tb.php/46-e1705536
トラックバック
コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
dot 2012.10.13 13:11 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。